2013年04月30日

日本の安全保障と将来の道 シリーズ(3)米中対立−南シナ海の領有権問題

前回の「シリーズ(2)米中対立−台湾問題」に続き、米中間の利害対立である南シナ海における領有権問題について、詳しく見ていきたいと思います。 

近年南シナ海では、中国の海洋進出に伴い、台湾、ベトナム、フィリピン、マレーシア、インドネシア、ブルネイなど複数の東南アジア諸国と、領土・領海をめぐって対立と小競り合いが引き起こされています。地理的に日本から離れているので直接関係ないと思われるかもしれませんが、ここにも米中の対立構造があることを理解することは極めて重要です。

それは、南シナ海が中東から日本へのエネルギー供給の大動脈、いわゆるシーレ−ンだからという理由だけではありません。この海域における中国の海洋戦略とアメリカの対中戦略を理解することで、実は、南シナ海・東シナ海の両者に類似した米中対立の構図があることがわかり、アジア太平洋地域のおかれた現状を概観より客観的に把握することができるからです。
 

今回は、南シナ海の領有権問題のあらましと、海洋における法の支配の基本である「国連海洋法条約」について、解説します。

Continue to read....


posted by Oceanlove at 02:30| 日本の政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。