2014年06月16日

スノーデン事件に見る米国民の自由(=Liberty)を護る闘い その(2)

この記事は、

スノーデン事件に見る米国民の自由(=Liberty)を護る闘い その(1) 

の続きです。

🎨機密情報の漏えいについて

スノーデンは、機密文書の公開と告発の手法として、情報を第3者のジャーナリストに託し公表させる方法を選んだ。2013年5月、スノーデンはあらかじめ計画していた通り、機密情報が保存された4台のパソコンを渡航先の香港で、アメリカ人の法律家で英ガーディアン紙のジャーナリストだったグレン・グリーンウォルトと、ベルリン在住のアメリカ人映画監督のローラ・ポイトラスに手渡している。この二人を選んだのには理由がある。

ポイトラスは、数々の社会派ドキュメンタリー映画を作成し成功を収めている映画監督だ。2012年にも、元NSAの職員ウイリアム・ビニーによる内部告発をドキュメンタリーに描いている。2006年には、米軍占領下にあるイラクの人々を描いた作品“My Country, My Country”がアカデミー賞にノミネートされた。しかし、その後のポイトラスの活動は米国土安全保障省による監視の対象となり、出入国時の不自由やパソコンや携帯電話の捜索等、不当な扱いを受けてきた。ポイトラスに加えられた言論・表現の自由への圧力・侵害についての記事をガーディアン紙に書いたのがグレン・グリーンウォルトだった。

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posted by Oceanlove at 13:52| アメリカ政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スノーデン事件に見る米国民の自由(=Liberty)を護る闘い その(1)

エドワード・スノーデンが、アメリカの国家機密情報を漏えいし、NSA(米国家安全保障局)の情報収集プログラムを告発したのは、ちょうど一年前のことだ。若干29歳の若者の告発によって、911同時多発テロをきっかけに、「テロとの闘い」の名の下にアメリカ政府が始めたこの情報収集プログラムの違法性が白昼のもとに晒されることとなった。

米政府は、スノーデンを指名手配中だが、スノーデンは昨年5月に香港で情報をリークした後、モスクワに飛び、期限付きで亡命を受け入れたロシアに現在も滞在の身だ。スノーデン事件はアメリカのみならず世界各国の諜報機関に衝撃を走らせ、諜報活動のあり方とプライバシーの保護、言論のを自由をめぐり、激しい論争を巻き起こした。スノーデンは「ヒーローか反逆者か」というスキャンダラスな論議もメディアを大きく賑わせている。

これまで、幾度か外国のメディアに登場したスノーデンだが、最近アメリカのテレビ局として初めてNBCニュースのブライアン・ウイリアムスとのインタビューに応じ、去る5月28日、Inside Mind of Edward Snowden という番組で放映された。インタービューで自らの行動の動機、スパイや売国奴と呼ばれることへの反論、愛国心などについて語るスノーデンの声を聴き、改めてアメリカという国の根底を流れる「自由」を重んじる思想と、それを護ろうとするアメリカ国民の力強い闘いを見たように思う。 「Inside Mind of Edward Snowden」 ←こちらをクリックすると、ビデオクリップをご覧になれます。

今回のブログでは、インタビューをかいつまんでご紹介・解説しながら、スノーデン事件の本質について迫ってみたい。

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posted by Oceanlove at 08:53| アメリカ政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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